月別アーカイブ: 2016年12月

オオミズナギドリ

今や“深刻化”されている「天然記念物」の存在。
植物や動物、鳥など・・・たくさんの生き物たちが大切にされているのですが、やはりその数は年々減ってきているのが現状!!

北海道でも“天然記念物”がたくさんあるのですが、その中でも今回注目したのは「オオミズナギドリ」

“オオミズナギドリ”は、ミズナギドリ目ミズナギドリ科オオミズナギドリ属に分類される鳥類で、日本のミズナギドリ科のなかでは最大種。
日本では春から秋にかけて最も普通にみられるミズナギドリ類で、よく陸からでも見ることができます。

きっと“オオミズナギドリ”と聞いても、パッと存在が思い浮かぶ人は少ないハズ^^

大きさは約50㎝で、翼を広げると約120㎝もあります。その飛んでいる姿を見るかぎり“大きな鳥”という印象ですかね~。

この鳥と私たち人間と“深い関係”があるのを知っていますか^^?
なんとこの鳥の羽を使って“商品”を製造していたり“食用”にされることもあるんだそうです・・・。とても酷い話に思えてしまいますが、例えば羽毛布団なんて、鳥が必要不可欠ですしね(^^;

更には、本当なのか・・嘘なのかハッキリはしていませんが、年に一度“巣立ち前”の雛を捕獲して、皮からは油を搾り、肉は塩漬、骨と内臓は挽いて塩辛にしていたというのです。今や“天然記念物”になっているので、安心ですが。

まだまだこれから、生きていく小さな可愛らしい雛を捕まえて、よくそんなことが出来るなぁ・・・と腹立たしく感じてしまいますよね!!
私たち人間は、生き物が話しできないからといって、なんでもかんでも好き勝手にしていいというものではありません。
日本では、そこまで酷い事はありませんが、外国に行くと、よく普通に鳥の“丸裸状態”を目にしますものね・・・。

この“オオミズナギドリ”の特徴として、海面すれすれの位置を、まるで“グライダー”のように飛びます。そして、あまり羽ばたきをしないのです。風の向くまま・・・という感じ^^
yjimage
基本的には、群れを作って飛び回っています。時には“数万羽の群れ”のまで大きくなることも・・・!!!是非!!その時に見てみたいものですよね~^^「何事か!?」という程の壮大な状況に思えるでしょう。

生息域は、他の海鳥と異なりかなり狭く、東シナ海を含む日本近海から、南はマレーシア半島、オーストラリア北部沿岸までといわれています。そして、国内では関東北部や北海道の太平洋岸では姿を観られますよ~。