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野幌原始林

全国に存在する“天然記念物”
そして、一言で“天然記念物”といっても、動物に・・・鳥に・・山に・・とたくさんのジャンルがあります。

その中でも今回は“北海道の天然記念物”という事ですが、皆さん!!そもそも“天然記念物”とは何なのか詳しく知っていますか^^?

まず始めに、天然記念物とは“文化財保護法”や“地方自治体の条例”の条例によって定められている動物や植物、地質、鉱物などの自然物のことで、「史蹟名勝天然記念物保存法」というものが1919年に発布されて以降、学術上貴重な自然物が保護されてきました。

北海道では、“日本一大きな湿原”とされている「釧路湿原」や蝦夷富士とも呼ばれている「羊蹄山」をはじめ、大空町の「女満別湿生植物群落」根室市の「落石岬サカイツツジ自生地」など、約32種類のものが天然記念物の指定を受けているのです。その内の15件が動物なんだそうですよ~。
意外と沢山“天然記念物”があるでしょ^^?

そんな中でも今回ピックアップするのは、“特別天然記念物”の指定を受けている「野幌原始林」

「野幌原始林」とは、札幌市と江別市、北広島市に跨る“野幌丘陵”の一角、北広島市西の里に広がっています。このスポットは、1921年(大正10年)に、天然記念物の指定を受けますが、“第二次大戦中”に軍用材として伐採が進んだことを受け、終戦から7年後の1952年(昭和27年)に、“希有の森林植物相”として「特別天然記念物」に指定されました。

戦争によって天然記念物になるはずだったものが、更に失われかけたために、本当に貴重なものとなってしまったわけですね・・・。
現在では、戦争というものが日本から無くなっています。その代わりにといえばおかしくなるかもしれませんが、深刻化している“自然災害”が私自身、最も怖いと思っているのです。

毎年夏~秋頃に訪れる“台風”
台風は、主に“沖縄”から九州・四国~関東へと抜けていくルートをたどることが多いのですが、最近それもわからなくなっていますよね・・・。

いつも北海道に台風が来る頃には、温帯低気圧に変わっていて、ほとんど被害を与えなかったのが、今ではそれも危うくなっています。
農作物や乳製品を多く全国へと出荷している北海道に、大きな被害が起こってしまったら、道民ではない私たちにも悪影響が!!自然のことなので、防ぎようがありませんが、少しでも被害を少なくするためには何か出来ると思うので、たくさんある天然記念物も無くなることのないように守っていってほしいものです。